2025年01月26日

青函トンネルでの新幹線と普通貨物列車の速度差問題

SeikanTunnel01.png

JR東日本/北海道はこの年末年始、先のゴールデンウィーク同様貨物列車の少ない時期を利用して、
北海道新幹線の青函トンネル内で最高時速を100km/h増速の260km/hでの運転を行いました。
従来貨物列車が最高でも100km/hでしか走れず、かつ貨車の安全のために、
北海道新幹線は同居する青函トンネル内を最高速度を160km/hに抑えて運転しています。

青函トンネルでの新幹線と普通貨物列車の速度差問題って、結構解決困難な課題です。
今後より遠い札幌までの開業を考慮すると、その時間の掛かり方は非常に悩ましい問題です。

実は今後の国土交通軸の再構築にあたって、災害に強い頑丈な新幹線線路を貨物路線として活用はできないかという話もあるのですが、
その場合も速度差問題が懸念点となります。

青函トンネルに関してもそうですが、単純に速度差だけでなく、加速度が重要になってきます。
新幹線だと、遅いこだまが駅で止まって待機、その横を早いのぞみやひかりが追い抜いていきます。
ただこれが可能なのは、こだまとのぞみの性能-最高速度や加速度-が同じだからできる芸当です。
遅いと言っても、こだまはのぞみと同じ速度で駅間を走っているので、’そのままだと追い付くことはありません。
加えて加速度性能も秀逸です。駅を出発後すぐさま最高速度に達し、のぞみに追いつかれることなく次の駅に到着できます。
増速の加速だけでなく、減速の加速も優秀なのです。
貨物列車の場合、問題はその重量で、非常に重いのに加え、動力は先頭あるいは先頭と最後尾の機関車のみです。
仮に待避線をトンネル内に設置したとして、まずそこに停車するまでに非常に時間がかかり、
かつ抜かれた後、0からスピードを出すのに非常に時間がかかります、いわんやトンネルの半分は上り勾配なので
より時間が掛かります。

一つ解決策があるとしたら、待避線の位置と場所と長さでしょうか。
トンネルに入ったばかりで下り勾配のうちに待避線に入り、長い待避線をスピードをあまり落とさず走ります。
抜かれたら下り勾配を利用して一気に加速、可能なら160kmあたりの最高速まで持っていき
そのままトンネルを登り新幹線区間から抜けます。うまくすれば後続の新幹線に追いつかれる前に
在来船区間に入れるかもしれません。
(おそらく現在の待避線のないダイヤだと、新幹線が通り過ぎたら即出発して、新幹線に追いつかれる間に頑張って
 出口に達する、という感じなのでしょう)
これは東海道新幹線の掛川駅の長い待避線でこだまが止まる前にのぞみに追い抜かれて、こだまの余分な待ち時間もない事象を
ヒントにしたものです。

問題はそこまで長い待避線を青函トンネル内に作れるのか、あるいはトンネル手前にそこまでの距離を確保できるかどうかです。
トンネルをもう一本作れるくらい費用がかかるかもしれません。そこまでするのなら青函トンネル内を完全複々線にするか
あるいは第二青函トンネルを掘れば済みますね。
何か良い解決方法がないでしょうか?
posted by 禅芝zenseava at 12:00| Comment(0) | 道路/計画道路・新道・旧道・街道 | 更新情報をチェックする

2025年01月12日

戦艦 萩 第二次改修 Space Battleship Hagi, second refit

以前描いたものは線がふにゃふにゃしていたので、それを修正してみました。
同時に部分的に形状を直して、第二次改修後ということにしています。
対空性能を向上させるために、主砲や副砲は口径を落として連射性能を上げたものに変更。

前回のときと同様の黒線のみの絵と、線をグレーにしパネルラインを追加、エッジはハイライトにしコーションラインや汚しを追加した絵を描いてみました。

The lines in my previous drawing were a bit floppy, so I tried to fix that.
At the same time, I partially corrected the shape and am now marking it as after the second revision.
In order to improve anti-aircraft performance, the main and secondary guns were changed to smaller calibers with higher rate of fire.

I tried drawing a picture with only black lines like last time, as well as a picture with the lines made grey and added panel lines, highlighted edges, and added caution lines and dirt.

SBB205hagi_2ndrenv_BK.png
SBB205hagi_2ndrenv.png
posted by 禅芝zenseava at 12:00| Comment(0) | ヤマトメカニックス Yamato Machanics | 更新情報をチェックする

2024年12月08日

HAGI Redrawing

ちょっと仕事も一段落したので、以前から思ってた戦艦はぎの描き直し中。
部屋の壁にA1くらいでプリントアウトしたのを貼ってあって、
それを見るたび、ふにゃふにゃした線とか直したいなぁと思っていたので。
基本は、原図のトレスアップで、気にいらないデザインの部位とかあるので
それをちょこっと直す程度。
第一次or第二次改装といったところにします。
いつできるかは分かりません。
はぎを描いていた頃はハイライトのラインを入れていなかったので
そこも追加する予定。

I've calmed down a bit from work, so I'm currently redrawing the battleship Hagi, which I've been thinking about for a while.
I have an A1 printout of it on the wall in my room,
and every time I look at it I want to fix the sloppy lines.
I'm basically tracing up the original, but there are parts of the design I don't like so I'm just fixing those a bit.
I'll make it something like a first or second renovation.
I'm not sure when I'll be able to finish it.
When I was drawing Hagi, I didn't add any highlight lines,
so I plan to add those as well.

HAGI Redrawing2024.jpg
posted by 禅芝zenseava at 23:50| Comment(0) | ヤマトメカニックス Yamato Machanics | 更新情報をチェックする

2024年09月05日

詰み?罪?積み深い模型たち

この春、偶然欲しかったP6Mのキット(下から2つ目)を
手に入れたことをきっかけに
もう湯水の如くキットが増えていきました。
材料たくさん買ってるなぁと思いましたが
そうじゃないのもたくさん買っていました。
あと2つ予約しています。
(写真をiPhoneから転送するときに選択したら、勝手に切り抜きしてくれたので輪郭がモヤモヤしています)
(ちなみに材料用のものはハセガワの航空機のキットをはじめ、できるだけ1000円未満のものから選んで買っています、手間減らしのためですから安いものをと)
(ついでに、Me262のキットは他の機体と大きさを比較したいために最安価のものを買っています)
2024春から買った模型.jpg
posted by 禅芝zenseava at 21:03| Comment(0) | 模型model | 更新情報をチェックする

2024年05月12日

戦闘揚陸艦 Amphibious Combat Frigate

MLCF-4543 PORTUNUS1.png

戦闘揚陸艦ポルタヌス。
(ポルタヌスはワタリガニ・ガザミのことです)。
MSやMAを運用できる、ガンダム世界に投入してもおかしくない戦闘艦で
空母と駆逐艦の中間みたいな感じです。
Amphibious combat frigate PORTUNUS.
(Portanus meaning blue crab or gazami).
It's a battleship that can operate MS and MA, and could be used in the Gundam world, and it's somewhere between an aircraft carrier and a destroyer.

艦下部にFTLドライブを装備していて、超光速航行ができます。
艦首右舷側に大型陽電子砲、左舷側に発艦カタパルトを装備しています。
左右船体は重装甲のウェポン/推進ユニットで基本無人区画です。
ブリッジは分離して、地上に降りることができます。
Equipped with an FTL drive at the bottom of the ship, it is capable of faster-than-light navigation.
It is equipped with a large positron cannon on the starboard side of the bow and a launch catapult on the port side.
The left and right hulls are heavily armored weapon/propulsion units and are basically unmanned sections.
The bridge can be separated and lowered to the ground.

ついでに、現在まだ絶賛上映中の劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」ですが,
CG業界誌「CGWRLD」のWeb版で、劇中CGの制作過程を紹介した記事が掲載されていて
その第二回に私が劇場用にブラッシュアップしたアークエンジェル(落ちちゃいましたが)の制作過程も紹介されています。
私の描いたラフも載っています、ぜひご覧ください。
The movie “Mobile Suit Gundam SEED FREEDOM” is currently being screened to great acclaim,
The web version of the CG industry magazine "CGWRLD" has an article introducing the production process of CG in the movie.
In the second part, the production process of Archangel, which I brushed up for theater use, is also introduced.
The rough sketch I drew is also included, so please take a look.

CGWORLD.JP 特集「TVシリーズ終了から約20年ぶりの完全新作、モビルスーツを3DCGで描いた『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』(2)」
https://cgworld.jp/article/308-gundamseed02.html

あと、私もお手伝いさせていただいたロボットアニメ「グレンダイザーU」が2024年7月からテレ東・BSテレ東ほかにて放送開始します。ぜひご覧ください。
Also, the robot anime ``Grendizer U'', which I also helped with, will start broadcasting on TV Tokyo, BS TV Tokyo, and other channels from July 2024. Please take a look.
https://grendizer-official.net


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posted by 禅芝zenseava at 12:00| Comment(2) | ガンダムメカニックス Gundam Machanics | 更新情報をチェックする

2024年04月15日

Mach2 P6M-2 Seamaster 1/72 kit

Mach2P6Mkit01.jpg

ずっと探していてやっと入手した、米海軍核爆装ジェット飛行艇P6M-2
シーマスターSeamasterの1/72スケールプラスチックキットです。
フランスのMach2(マッハ2)というメーカーのキットで、レアな機体ばかり出しているメーカーです。
2019年に発売したものですが、少量しか生産されておらず、知ったときにはもう市場に在庫がありませんでした。
この年末に新しいキットと共に、何種類かのキットが再販されたので注意していましたがリストに上がっておらず
少し諦めかけていたところ、ある店舗で見つかって、輸入代理店のビーバーコーポレーションにも在庫があるようでした。
新発売当時は9500円ほどでしたが、今回は16000円ほどに値上がりしていて
昨年末に新発売されたDC-9やB727などの大型機も似た値段です。
ネットで検索すると出てくる初期パッケージと比べて
イラストの大きさが明らかに小さく、再販されていたものと思われます。
(箱自体はMach2の大型キット共通の箱みたいですね)
(ちなみにMachって米国人は”マーク”に近い発音をしてますね、マークワン・マークツーです)

Mach2P6Mkit02.jpg

タミヤやハセガワのキットに比べると整形も荒く筋彫りも浅いですが、貴重な機体のキットなので
とても嬉しいです。
とても大きいキットで、ハセガワの1/72B-47Eより箱が大きいです。
同じ機体でリンドバーグの1/136スケールキットは結構見つかりますが
あれは元は旧レベルの結構古いキットで、試作機XP6M-1のキット化なので
窓が旅客機や爆撃機のような横並びのものになっています。
Mach2のキットは量産型で、窓が天井まであるキャノピータイプになっていて
こっちの方が好きだったので購入は我慢しました。
ただMach2キットのキャノピーパーツが曲者で、実際にはない窓枠があったり
歪んでいたりと、完成させている人の多くはヒートプレスなどで作り直したりしているようです。
(加えて、キャノピーパーツはランナーについていないため、パッケージの袋の中をコロコロ転がって
結構傷が入っています)
真上のキャノピー部分だけ整形して使って、前の風防部分はヒートプレスで作るか
他のビジネスジェットなどのガラスパーツを使えないか考慮中です。
ランディングギアは装備しておらず、地上に上がるときは専用のドーリーが用意され
キットにも含まれています。

そのほか今年に入って色々キットを買いましたが
大体空想の機体を作るための材料で、まだ全く手をつ毛ていません。
(Me262は大きさを比較するために買ったもので、一緒に紫電改や震電も買いました。多分グレーで統一します)

2024plakits.jpg
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2024年04月07日

東北新幹線品川延伸ルートについて

E新幹線品川延伸.png

例えばリニアが開業するとJR東日本は東北新幹線を品川まで延伸したいじゃないですか。
乗り換えがすぐの方がお客さん楽ですから。
(JR東海が乗り入れを許可しないのは、前提というかそうなるでしょう)
その時新幹線規格じゃなく準在来線規格で今の東海道線の敷地をできるだけ使って
品川駅の一番東のホームを新幹線の連絡線ホームとして使うとしたら、
東京駅からの可能なルートってあるのでしょうか?

東京駅のすぐ南は建物はあるにしてもJR東の土地があるので在来線に繋げられるとして
その先がどうなのかなって。
時には東海道新幹線の東側の羽田連絡線のとこ通るとか
やむをえず地下を通るところもあるでしょう。
東海道線の範囲なら既存の線路を二階建てにして通すのは可能と考えた方が楽ですが、
余地さえあれば出来れば同じ高さに線路は引きたいですね、工事費が高騰します。
途中駅は作らないので、どこをショートカットしても行けるとして、ルートあります?

100km/hとか90km/h程度でしか走らせないかんじ。大宮以南より遅いです。
羽田連絡線の場所を通した場合、新幹線で羽田空港に乗り入れもできるかも知れません。
可能ならその先に留置線か小さな補助駅も欲しいですね。

そこを使えば貨物新幹線を設定した場合の、荷物の上げ下ろしをする場所としても使えるかと。
ただ品川の南にそんな場所がなさそうなのと、
貨物の上げ下ろしなら羽田連絡線の途中に作ったほうが、
物流拠点もあって使い易そうな気はします。

改めて地図を見ていたら、横須賀線/総武線の地下線を通したくなりました。
どこで地下に入れましょう?
いっそ上野から地下トンネル掘りますか?
(TX延伸と共同でトンネル掘ったら安く出来るかな?)
(この総武線トンネルって新幹線規格の車両が通れる大きさだったら嬉しいけど)

事業費として、下のようなデータがあります、ネットから集めたものです。

・フル新幹線 1kmあたり70~150億円

・フル新幹線 1kmあたり54~77億円(単線) 
   複線を85億として、9.2%から36%マイナス

・ミニ新幹線 1kmあたり4億円(単線改軌の場合)

・スーパー特急 1kmあたり50~150億円

・ほくほく線 総工費1281億円 距離59.5km 1kmあたり21.5億円(単線)

ここから推定したのが

・標準軌低速度線 1kmあたり35億から50億 (ほくほく線の倍程度)
 東京-品川間は営業距離6.8km 総工費ざっくり300億円

ですがどんなものでしょうね、ネットではこういう試算は見つけられませんでしたが。

※ちなみに最近までリニア品川駅って東西にホームが走ってると思ってました。
なので新幹線ホームの真下で工事してるのが不思議でしたが
工事マップを改めて見て、新幹線と並行だとわかりました。
相模原から来てググッと北に向きを変えるのですね。
御殿山南で立坑を作ってるのもよく理解してませんでしたから。
posted by 禅芝zenseava at 12:00| Comment(1) | 道路/計画道路・新道・旧道・街道 | 更新情報をチェックする

2024年03月17日

MJがリメイクされ辛い件について About MJ being difficult to remake

MJがリメイクされ辛い件について.jpg

特撮ドラマ・マイティジャックは人気がありながら
なかなかリメイクされる気配がありません。
どうやらプロットを作るのにMJ号の存在自体が障害なっているらしく
存在が可能な話を作ることが難しいようです。
Although the special effects drama Mighty Jack is popular in Japan,
There is no sign that it will be remade.
Apparently, the very existence of the MJ is an obstacle to creating a plot, and it seems difficult to create a story where its existence is possible.

そこで少し工夫してMJが登場できる世界を考えてみました。
So, I tried to come up with a world where MJ could appear.

時代は100年ほどのち、地球統一政府が成立し
技術の進歩で宇宙艦艇が開発され、海軍と空軍は
宇宙軍に統一され、海に軍隊はいなくなりました。
その代わりに各国の沿岸警備隊と海軍の一部が統合され
世界規模の海洋警備・安全・救難組織が設立され
IMSG-国際海上安全警備隊-となりました。
About 100 years from now, a unified earth government has been established, space ships have been developed due to advances in technology, the navy and air force have been unified into the Space Force, and there are no more troops in the sea.
Instead, parts of each country's coast guard and navy were combined to form a global maritime security, safety and rescue organization, becoming IMSG (International Maritime Safety Guard).

そこに広範囲の警備救難を担うための、大型で高速のパトロール船が
各大洋-北太平洋、南太平洋、インド洋、南大西洋など-に割り振られ、
中心的な働きをすることになりました。
それがMH級大型OPVです。
Large, high-speed patrol ships were assigned to each ocean - the North Pacific, South Pacific, Indian Ocean, South Atlantic, etc. - to carry out wide-ranging security and rescue operations, and were to play a central role.
That is the MH class large OPV.

やがて数度の改良と対策を重ねて
空飛ぶMJ級になった、という話です。
1クールの作品なら2話から、より長ければ3話あたりから
MJ号が活躍する感じでしょう。
Eventually, after several improvements and countermeasures,
The story is that it has become a flying MJ class.
If it's a one-season work, the MJ will be active from episode 2, and if it's longer, MJ will be active from around episode 3.

MH・MI・MJ級とも核融合炉による動力で,
電磁誘導によるウォータジェット、エアジェットで推進します。
MH級は、救難・捜査や悪天候時の緊急航行のために浅い深度を潜れるいわゆる可潜船になっています。
The MH, MI, and MJ classes are all powered by fusion reactors,
Propelled by electromagnetic induction water jet and air jet.
The MH class is a so-called submersible vessel that can dive to shallow depths for rescue, investigation, and emergency navigation in bad weather.

主に、自然災害や、救助、国際犯罪組織の取り締まりがストーリーになると思いますが
特定国家(あるいはそこが関与する組織)が相手になる場合もあるかも知れません。
MJのQのような軍組織はなかなか存在させるのは難しいですね。
I think the story will mainly be about natural disasters, rescue, and the crackdown on international criminal organizations, but there may also be cases where the story is about a specific country (or an organization that is involved).
It is difficult to create a military organization like MJ's Q.

搭載機ですが、大体の機体はそのままの設定でリメイクできそうですが
ピブリダーのリメイクが難しいですね。
警備隊なので戦闘機にはできません。
可潜飛行機にできないか考えていますが、いい案が纏まりません。
Regarding the equipped aircraft, it seems that most of the aircraft can be remade with the same settings, but it will be difficult to remake the PEABRIDER.
Since it is a security guard, it cannot be used as a fighter jet.
I'm thinking about making it a submersible airplane, but I can't come up with a good idea.

MH級説明図.jpg
MH級は、MJ号と米海軍インディペンデンス級沿海域戦闘艦のイメージを重ねたものです。
The MH class is a combination of the MJ and the US Navy Independence class littoral combat ship.


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posted by 禅芝zenseava at 12:00| Comment(3) | その他のメカ Other Mechanics | 更新情報をチェックする

2024年03月02日

馬毛島

馬毛島2023.jpg

ちょっと気になって、馬毛島の現在の姿をGoogleMapの航空写真で見てみました。

馬毛島は鹿児島県種子島の西12kmにある島です。
水資源が少なくほとんどの時代は無人で、第二次大戦時に旧日本軍が防空監視所を設置しました。
戦後、1970年ころから開発業者/建設業者によって滑走路建設やレジャー施設の建設が計画されましたが
所有者の不正経理や、所属自治体の反対運動などによって凍結状態にあって
色々なゴタゴタを経て政府/防衛省の所有となって自衛隊の訓練施設として整備されることが決まります。
2023年1月に工事が始まって、将来的には訓練だけでなくF-35Bやオスプレイなどの展開拠点として
滑走路/着陸場や大型船桟橋の建築なども建設され、
陸海空共同部隊の訓練や拠点としての使用も想定されます。


2023年の写真だと思いますが、思った以上に工事が進んでいて、仮桟橋なども出来ています。
ただ、完成後は結構姿が変わって、滑走路は従来島にあったものを流用するのでなく
全く新しい場所に設置するのですね。
posted by 禅芝zenseava at 00:00| 道路/計画道路・新道・旧道・街道 | 更新情報をチェックする