Sorry, these contents are japanese only.
These article are about LHA speed , Gundam Plastic kit and Mixingbuild Model.
■揚陸艦の見分け方について先日揚陸艦/軽空母の記事を書きましたが、それらについてまた若干補足。
揚陸艦って形だけ見たら空母とよく似ていますし、WWII直後は空母から
転用されて始まったものですからあまり見分けがつきませんが、
ことその最高速度から調べると案外違いがハッキリしています。
空母はカタパルトがあるとはいえ艦載機を発艦させるための合成風力が
欲しいので、概ね30kn(ノット)以上の速度が出せます。
33knや35knの性能を持つ船もあります。※1
逆に揚陸艦はそんなに必要はないので、他の輸送船と同様18knから
22kn程度です。
現用のアメリカ級揚陸艦、ワスプ級揚陸艦や日本のおおすみ型は
22knですし、イタリアのサン・ジョルジョ級、スペインの
ファンカルロス1世は21kn、イギリスの退役したオーシャンや
フランスのミストラル級は19knです。
ここで面白いのが、元は強襲揚陸艦として計画され後にF-35Bキャリアーとして
運用されようとしているイタリアのカヴールは、車両も運搬可能で
艦尾に揚陸艇を収納できるにもかかわらず28kn出ることです。
こちらは一応名目上も空母と名乗っていますのでいいとしても、
ウェルドックもある現在艤装中の強襲揚陸艦トリエステは25knも出せます。
こちらも艦首にはスキージャンプがあって、F-35Bキャリアーとして運用
できます。(一応カブール点検時の代艦という立ち居位置もあるみたいです)
日本のいずも型は30kn以上で、これは違う理由で速くなっていますが ※2
今後F-35キャリアーとして改修予定です。
この辺りの艦は、過去のハリアーを運用していた軽空母/制海艦を原型とした
インビンシブル28knやジョゼッペ・ガリバルディ30knに準じたもの
と言えるでしょう。
ですからこの範疇に入る艦は、”空母”と定義しても良いかもしれません。
一応ワスプ級の22knの平甲板でもF-35Bの発艦は可能のようですが
武装や燃料のことを考慮すると、できるだけ速い速度が求められるでしょう。
今後海上自衛隊にはうらが型の後継として揚陸艦/輸送艦が建造される見込み
ですが、最高速度がどの程度とされるかは、非常に興味深いところです。
(ちなみにイギリスのF-35Bキャリアー・クイーンエリザベス級は26knなのですが、もともとはCTOL空母の可能性もあったわけで、どうなんでしょうねこの速度は{2番艦プリンス・オブ・ウェールズを28knと書いてある雑誌もありましたが}。スペインのプリンシベ・デ・アストゥリアスやタイのチャクリ・ナルエベトも26knなのでそこを軽空母の境界線にしていいのですけれど)
※1、アメリカはこの高速な空母艦隊を所有することから、それに対応するため
特別速い高速補給艦(高速戦闘支援艦)を運用しています。
※2、海上自衛隊の戦闘用大型艦艇はみな護衛艦ということになっているので
駆逐艦・巡洋艦に準じた30kn以上が要求されています。
■ガンプラの進化2021年01月号のMG誌で、1/144RX-78ガンダムのプラモデルの
40周年記念特集をしています。
ここでずらっと2020年に発売された1/144RX-78ガンダムが並んでいた
わけですが、なんと5種類!。
他のスケール、1/60PGやSDなどを入れたら10種類以上発売される
ことになるのかもしれません。すごいですね。
その中で、今年前半に発売された奥山清行氏・松尾衡氏のデザインした
G40や可動を最重視したBEYOND GLOBALガンダムが
自分の中でもその形状・デザインが賛否両論で、当初は拒絶感90%でした。
ところがこのMG誌の記事を読んでいるうちに(記事内容とは関係なく)、
これって生物進化の途上と似ているんではないかと思うようになりました。
生物の進化の過程では、(環境の変化に伴わなくとも)周囲の放射線や
体内の放射線が要因のDNAの突然変異などによって絶えず変化・変異が
起こっています。
通常安定した環境だと、そのとき主流の体型・体質・性質を持った個体が
生き延びて繁栄するわけですが環境が変化した場合、その変化・変異した
個体の中からより環境に適応した個体が生き残って
従来の個体は淘汰され、新しい個体が’生き残り繁栄し、それを概ね
生物進化と呼んでいます。(実際はもっと多様です)
今年発売されたG40やBEYOND GLOBALガンダムは、この変異種なんじゃ
ないかと思うのです。
もちろん人が企画・設計したものですから意図的なものなのですが、
おそらく10年単位くらいでこのような変異を起こさせて、ガンプラも進化して
いるのではないかと思い始めています。
もちろん生物進化同様、変異種が滅びてしまうことも多いでしょう、消費者は
安定を求めることも多いですから。
ただ、この変異種の残したデザインやフレーム技術や成形技術が、
次のガンプラ開発の種となって後のガンプラに影響を及ぼしていくのは確実
でしょう。
そういう意味で見ると、G40やBEYOND GLOBALガンダムも、他のガンダムと
同列に並んでいるのだなと思えるようになってきませんか?
■ミキシングビルド模型さて、これは一体何でしょう?
材料を刻んで、フレームに仮止めした状態です
材料のキットは詳しい人が見ればわかると思いますが、最終的に何を目指していると思いますか?
まぁ、判断に必要な決定的なパーツはまだ取り付けていないので、なかなか判り辛いかとは思いますが。
何時になったら分かるような姿になるのかは私にもわかりません。

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