2021年04月11日

模型の特別な塗装を試してみました その2 航空自衛隊 車輌塗装色

模型の塗装について、通常あまりやらない案件の続きです。

その2.航空自衛隊 車輌塗装色
JASDFvehicleColorLAV2021_1.jpg

今まで色々写真を眺めながら探っていた航空自衛隊車両
(警備車両・高射隊車両など)の塗装色、
OD(オリーブドラブ)ではなく陸自の濃緑色でもない微妙な暗緑色ですが、
先日フジミの1/72航空自衛隊用軽装甲機動車LAVの組立説明書で
初めて模型用の塗料番号を確認しました。
その色は、「RLM83」でWWIIドイツ空軍機の翼の上に塗る迷彩用の
濃いグリーンです。
説明書には退色の進んでいる車両には
クレオス340フィールドグリーンでも、とありました。
確かに白っぽくなっていたLAVがありました。
アオシマのパトリオット発射機の塗装説明を見ると、車両は
クレオス340フィールドグリーン、PAC3のキャニスターは
OD+312FS34227グリーンイスラエル砂漠迷彩色となっています。
パレードの写真を見てもこの三色ははっきり違う色だとわかるのでいいのですが
軽装甲機動車の色は迷いますね。

以前ガミラス用の迷彩を探るため、暗めのグリーンの塗料はいくつか
集めていたのでRLM83も持っていました。
色を確認すると、結構はっきりした暗いグリーンでちょっと暗いかなという印象です。
一緒に入手していた色の中に、MSディープグリーンがあって
これはMS-06ザクの胴の暗い方の緑です。
案外明るい緑で、一見フィールドグリーンっぽく見えます。

とりあえず在庫のあったOD色と、陸自迷彩色、
今回のRLM83とMSディープグリーンなどと
各色の組み合わせで作った試作色のサンプルを作ってみました。

途中色々組み合わせや比率を変えてサンプルを塗ってみましたが
結果はこうなりました。

JASDFvehicleColorsample2021.jpg

クレオス516・・(orTS-07) 陸上自衛隊 3414濃緑色 x4
クレオス309・・ ドイツ空軍翼上面 RLM74グレーグリーン x3
クレオス337・・ 米海軍 FS35237グレイッシュブルー x2
(便宜上 空自車両暗緑色とでも呼びましょうか)

フジミ推奨のRLM83や、その他近いグレーグリーンに明るいグレーを加えると
黄色味が強く出てオリーブグリーンのようになって狙っている色と違います。
そこで案外青味の強い陸自 3414濃緑色を明るくする方向で
青味のあるRLM74と明るく彩度を鈍くする目的のFS35237を調合して
比率を数種類作ってできた色です。
若干明るめに見えますが、1/72や1/48などの車両用と考えてください。
1/35戦車や大きめの模型/面積の大きい模型ならFS35237を少なめに配合して
対応できると考えられます。

JASDFvehicleColorLAV2021_2.jpg

これが実際の模型に塗ったものです。二台入りなので
比較にクレオスのオリーブドラブ1を塗ったものを並べました。
塗りムラがひどいのと、汚し、加えて
ボンネット辺りがグレーなっていて、分かりづらくてすみません。
(照明色の誤差を消すためにカラーフィルターをかけたらムラが増えました)
これは以前からやっている静浜基地用の架空車両用塗装パターンで
2019年2月に投稿した多脚戦闘陸機と同じ意味のものです。
10式戦車や16式装輪装甲車にも施す予定です。
ちなみに天井ハッチの内側はOD1色です。色の違いがよくわかると思います。

EA-4Cmodel05.jpg

色味的にはこちらのEA-4Cと並んでいる写真の方がわかりやすいかもしれません。
色味があまり感じられない、けどグレーでは無い変な色です。

調色している最中に思ったのですが
もしかしたら単純に陸自 3414濃緑色を塗ったものが現場で退色していった
だけなのかもしれません。
空自用に特に新しい色を作る意味も考えづらいからです。

コメント有りです please comment

(ちなみに、塗料関係はAmazonよりヨドバシcomの方がラインナップは豊富で
 買いやすいと思います。Amazonはマケプレばかりで種類もまちまちです)


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2021年03月28日

模型の特別な塗装を試してみました その1 コーティングキャノピー

模型の塗装について
通常あまりやらない案件についてテストピースを作って試してみました。

その1.電波反射コーティングキャノピー表現
RadioReflectionCoating01.jpg

主に近年のステルス戦闘機における電波反射コーティングキャノピー表現、
俗称ゴールドコーティングの模型的表現についてです。
EA-4Cを作るにあたって方法を調べてみました。
ネットを調べてるといろんな人がいろんな方法を試しています。
が、その名称から来る印象でしょうか、金塗料を軸に
クリアやスモークを重ねている例がほとんどの様です。
電波反射コーティング、実際はゴールドではなく
酸化インジウム錫(ITO)でもっと赤みの強い色です。
(他の戦闘機では金のコーティングのものもあります。
 もっと青いものもありますね)
強い電波を扱う電子戦機EA-6B・EA-18Gのキャノピーや
E-2Dの側面の凸窓にも施されています。
ステルス機は外からのレーダー波をコクピット内に侵入させないためと
コクピット内部少量入った電波が内部で反射して外に出さないためと
コーティングをしています。

で、ゴールドだけでなく何かいいものはないかと探しました。
金属的で妙な光り方をする塗料としてマジョーラカラーというのがあります。
何種類も色のバリエーションはありますが、電波反射コーティングには無い色を
発色するものが多くて、ちょっと候補からは外しました。
ガイアカラーのリストを見ていると、パールカッパー・クリアオレンジを
見つけました。
若干黄色・金成分も欲しかったので、あえて外してブラス(真鍮)もチョイス。
まだ何かないかとネットを探していたところ、ラジコンのポリカーボネートの
透明なカバーに裏から塗装するポリカ用塗料を塗装しているサイトの記事を
見つけました。
そこで吹いていたのがタミヤポリカーボネートスプレー偏光ピンク/ゴールドで
本来この色を吹いたあと黒を裏吹きして偏光色がちゃんと見える様になるという
塗料なのですが、数度吹かないといけないほど塗色が薄く、薄っら見えた感じが
電波反射コーティングに似ていたので試してみました。

RadioReflectionCoating02.jpg

テスト結果です(基本全て2度吹きor2度塗り)
1.タミヤPS-47偏光ピンク/ゴールド
 いい感じに光りますし、角度・光によって金とピンクが見えてきます。
 ちょっとピンクの度合いが強いです。
 若干透明度が下がるので背景が白っぽく見えます。
 光る粒子の粒々が見えるので小さなスケールには余り向かないかもしれません
 色的にはF-35のキャノピーにとても合う気がします。
 (ポリカ用の塗料なので、材質によっては食いつきが悪いかもしれません)
2.ガイアカラー パールカッパー+クリア(配合は忘れました)
 PS-47よりだいぶ赤寄りでいい色です。
 色は普通に銅色なので結構ピンクに見えます。
 今回のEA-4Cに採用しました。
 もう少し強く表現できたら良かったと思います。
 ただ、厚く無理重ねるとただの銅感が強くなりすぎるので3回くらいが
 限界かもしれません。
3.ガイアカラー スターブライトブラス+クリアオレンジ
 スターブライトブラスは地味な黄色寄りの金ですが
 オレンジを少し入れただけでオレンジが強く出過ぎて
 ピカピカ光るクリアオレンジになってしまいました。
4.ガイアカラー パールカッパー+スターブライトブラス+クリア
 一番期待していましたが、案外金風味が強くて
 普通の金を塗ってもこれくらいかなと思う感じでした。

ガイアカラーには、パールゴールドやヴィクトリーゴールドなど
もっと赤みの強い金塗料もあるので、そちらを試すのも手かもしれません。
あと現在は入手困難ですがプリズムメタリック レッドパープルレッドゴールドや
メタリックプリズム スピネルゴールド、普通に買えるプリズムメタリック-
マゼンタゴールドという偏光カラーもあるようです。
これらも試してみたい塗料の候補ですね。
理想的には、タミヤが偏光ピンク/オレンジゴールドや
偏光オレンジ/ゴールドを出してくれたら解決しそうな気もします。

(ちなみに正確かどうかはわかりませんが、F-16やF/A-18E/Fに施されている
 コーティングを反射防止コーティングと呼んで、模型用にキャノピーを
 販売しているところがあります。緑や青がかった反射をするものですね)

コメント有りです pleased comment


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2021年03月14日

Mac mini 2018にeGPUとRhinoceros7を入れてみました

Sorry, these contents are japanese only.
This article details installing eGPU and Rhinoceros 7
on Mac mini 2018.
As I was writing the article, it became long and difficult to translate, so I chose only Japanese.

Macmini+eGPU2021''.jpg

以前からの懸案だった、Mac mini 2018へのeGPU導入と
Rhinoceros7Mac版(3DCAD/Modelingソフトです,以下Rhino7)の
インストールをして動作確認を軽くやってみました。

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2021年02月28日

架空電子戦機 EA-4C Fictitious JASDF electronic warfare aircraft EA-4C

Sorry, these contents are japanese only.
This article is a production note of a fictitious electronic warfare aircraft model mixed and built.

EA-4Cmodel01.jpg

架空の航空自衛隊電子戦機です。
T-4練習機の派生型で
ほぼ米海軍のEA-18G同様の任務をこなし、
限定的ながら敵レーダーサイト攻撃能力も有します。

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2021年02月21日

護衛艦いずも型の新型洋上補給装置 New RAS(replenishment at sea) device of IZUMO class DDH

IZUMOclassRASdevice2021-.jpg

定期点検・改修で横浜・杉田のJMUに入渠していた護衛艦いずもが
作業を終え試験航海から帰ってきた動画を見ましたが,
外観で明らかに判る差異では、艦橋右舷側第二煙突の直前にあった
洋上補給装置が大型化されたことでしょうか。

従来はブリッジレベル甲板に台形の小さなスポンソンがあって、
滑車が取り付けられていましたが、その台形が細切れになって、
内側に煙突登頂に達するほどの高さの支柱が新設されています。
どうやらダビットのような感じで補給の際には外に飛び出して
滑車やホースを支える仕組みのようです。

より高く、より遠くの艦艇に補給ができるようにするためでしょうか。
揚陸艦のように空母より甲板が高かったり、サイドエレベーターがなく
飛行甲板上で補給をうける空母型などを想定しているのかもしれません。

もちろん煙突の黒色がなくなったことや艦番号や名称が白からグレーに
なったこと、あと動画では見えませんでしたが甲板の材質や、
着艦標識がF-35対応版に変わっていることも予想されます。

このレベルだったら、デアゴスティーニの”週間いずもを作る”でも
延長で新しいパーツの供給ができるかもしれませんね。

DDH-184かがの場合、現在は装置開口部を覆う大きな
スライド扉があって、いずもでは見えていた内部が見えません。
ステルス対策なのかもしれませんが、今回のいずも改修では
付けられませんでした。
かがの飛行甲板前端形状変更とともにこの扉にも修正が
行われるかもしれません。
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2021年01月01日

新年の挨拶 New Year Greetings 2021

2021NewYearGreetings.jpg

新年、明けましておめでとうございます。
夏、みんながワクチンを打ち終わって抗体ができるまでの辛抱です。
それまで頑張りましょう。

Happy new year.
It's just a matter of patience until the summer, when everyone has had their vaccines and antibodies have formed.
Let's do our best until then.
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2020年11月30日

雑談2020晩秋 Column 2020 late fall

Sorry, these contents are japanese only.
These article are about LHA speed , Gundam Plastic kit and Mixingbuild Model.

2020CA-L.png
■揚陸艦の見分け方について
先日揚陸艦/軽空母の記事を書きましたが、それらについてまた若干補足。
揚陸艦って形だけ見たら空母とよく似ていますし、WWII直後は空母から
転用されて始まったものですからあまり見分けがつきませんが、
ことその最高速度から調べると案外違いがハッキリしています。
空母はカタパルトがあるとはいえ艦載機を発艦させるための合成風力が
欲しいので、概ね30kn(ノット)以上の速度が出せます。
33knや35knの性能を持つ船もあります。※1
逆に揚陸艦はそんなに必要はないので、他の輸送船と同様18knから
22kn程度です。
現用のアメリカ級揚陸艦、ワスプ級揚陸艦や日本のおおすみ型は
22knですし、イタリアのサン・ジョルジョ級、スペインの
ファンカルロス1世は21kn、イギリスの退役したオーシャンや
フランスのミストラル級は19knです。

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2020年11月15日

マットアロー1号再検証 Matt Arrow 1 revalidation

MATarrow1_Revalidation.jpg

スペースアローがWAVEからキット化されるというので写真を眺めていましたが
ちょっと描きたくなって描き始めましたが、
ふと思いついてベース機のアロー1号を確認のため描いてみました。
(WAVEのキットは本物同様アロー1の機体に追加パーツを付けることで再現しているのが秀逸ですね)
I've been looking at pictures of the MAT Space Arrow as it is being made into a kit by WAVE,
I just wanted to draw it, and I started to.
I just happened to draw the base plane MAT Arrow #1 to check it out.
(Wave's kit is an excellent way to recreate the Arrow 1 fuselage by adding additional parts to it, just like the real thing).

コクピットや翼をちょっと変えて検証してみましたが
近年の戦闘機っぽくなるたびに、アローの良さがスポイルされていくような
そんな気分になりました。
あれって戦闘機じゃ無くて空飛ぶ戦車なんじゃないかと。
(で、肝心のスペースアローの方は全く新規のメカとして考えた方がよかろうという結論に達しました)
(bは並列複座の戦闘機で双尾翼-T字接続尾翼というとシービクセンですよね、ということで描きました)
I've tested it by changing the cockpit and wings a bit.
It felt like every time it became more fighter-like in recent years, it felt like the Arrow's goodness was being spoiled.
I thought that was a flying tank, not a fighter jet.
(And I've come to the conclusion that the Space Arrow should be considered a completely new mecha.)
(I drew the "b" because it's a parallel duplex fighter and a twin-tailed - T-junction tailplane, which is the Sea Vixen, right?)

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2020年11月01日

アメリカ級揚陸艦を拡張した将来軽空母 Future light carrier that extended the America class LHA

FCVL2045.jpg

アメリカ海軍の艦隊再編成計画 Battle Force 2045に盛り込まれた軽空母
Light aircraft carriers included in the U.S. Navy's fleet reorganization plan, Battle Force 2045
https://grandfleet.info/us-related/u-s-announces-navy-fleet-restructuring-plan-battle-force-2045/

10万トンのスーパーキャリアの代わりに、軽空母を6隻を配備するこの計画、
アメリカ級揚陸艦を4隻で打ち切ってその後はアメリカ級揚陸艦をベースに
軽空母を配備という話。
単純に考えれば一番二番艦と同じ仕様のSTOVL空母ライトニングキャリアを
作りますよね。
(実際のはこの計画、議会から承認をえていなくて予算も貰っていないらしく
 消散する可能性が高いそうです)
This plan to deploy six light carriers instead of 100,000-ton super carriers, we're talking about ending the American-class landing ships at four and then deploying light carriers based on the American-class landing ships.
Simply put, the six ships would build a STOVL carrier Lightning carrier with the same specs as the second-largest ship, right?
(Actually, this plan has not been approved by Congress and has not received any budget, so it is likely to dissipate.

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2020年10月18日

漢字雑談その4 截 きる・セツ

Sorry, this content is japanese only.
This article is a topic of Kanji character “Setsu”.
It mean about Cut and Brake.

KiruSetsu.png

また漢字ネタで申し訳ありません。
ことの起こりは2020年9月27日に静岡県西部であったM5.3の地震。
かなり広範囲に大きな揺れがあって、実家も結構揺れた感じなのですが
この地震の震源-北緯35.1度 東経137.8度-は佐久間ダムの200m東で
いわゆる”中央構造線”のほぼ直上です。
この中央構造線は概ね谷筋を走っていて、時々隣の谷に引越しながら
大島ダムを経由しながら豊川沿いを新城・豊川・小坂井と通過して
三河湾に達します。
(ちなみにこの線上に三河一宮と豊川稲荷があります)

でこの中央構造線、上流では天竜川の流れる伊那谷の東10kmほどを
並行して南下する断層谷を通っているのですが、途中の佐久間ダムで
天竜川を横切りその南西で宇連川・豊川に並行しています。
もしかして昔は天竜川が中央構造線上を流れていて
その後流路が変わって今の流れになったのではないかと考えました。
三河湾が天竜川の名残だったと言う話ですね。
それで色々地質や造山のことを調べていたら、河川争奪・流路争奪という
地理的現象に突き当たり
その中で”截頭”と言う単語にたどり着きました。

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