2014年01月12日

東横フラワー緑道 Toyoko flower green footway

Sorry, this content is japanese only.
It is a story about the green road made ​​to waste trace line in Yokohama.

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東急東横線の渋谷駅が昨年春地下化されました。
代官山から渋谷までの従来の地上部の線路跡はいずれ公園化されるそうです。
今はまだ撤去作業中で、道路上の陸橋や電柱などの上部構造物を除いて、
まだそのまま残っています。
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その前2004年冬地下化された、東白楽駅から横浜駅までの線路跡が
公園緑道化されています。
横浜市 東急東横線の跡地利用
地下移行後、2006年から2011年にかけて整備されました。

かなり多くのブログで紹介されていますので、
若干違った視点で紹介したいと思いますがどうなりますか。

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緑道は東白楽駅から続く高架の横から始まります。
以前、旧々綱島街道の記事で取り上げた、滝の川せせらぎ緑道の最北、
横浜上麻生線に接続する部分が入口です。

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滝の川せせらぎ緑道と線路の間は二ツ谷公園で、地下化工事中は工事資材置き場
として使われていました。
線路脇にあるスロープを登った先から本格的な緑道が始まります。

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ここは地下化した東横線線路のボックスカルバートの天井部分で、
線路が徐々に地下に潜っていくにつれて高度を下げていきます。
あと、カルバートによって分断された通路の陸橋代わりにも使われています。
歩道の左右は花壇になっており、様々な植物が植えられて四季ごとに花で
歩行者を楽しませてくれます。

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スロープが終わって地上に降りると、その先の一区画は公園になっており
ここには昔東横線の新太田駅がありました。
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公園の東西に道が通っていますが、西の道が小机街道/旧県道神奈川溝ノ口線で、
南に100mほど行った先に神奈川区役所があります。
東側の道は、江戸期には小机街道だった道で、明治後期の地図には現在の道が
バイパス化されています。

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反町方向に向かうと平坦な緑道が続きます。緑道に真ん中に段差が合って、
北側にある旭ヶ丘という丘陵の高低差に準じて元の高架の両側の道路にも高低差があったことがわかります。
(地下線路の為の高低差が原因だったらごめんなさい)

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徐々に南に向かってカーブして行きますが、唐突に階段が現れます。
これはそのさきを横切る国道一号線を越すための歩道橋を兼ねており
高架の架道橋をそのまま利用しています。
渡った先の地下に反町駅があります。
緑道歩道のつもりでのんびり歩いていると壁のような階段が現れたので
びっくりしました。
おそらく歩道橋の規格として作ったのではないかと想像しますが、
余地があるのですからスロープには出来なかったのでしょうか?
ゆっくり散策に出かけてこれにぶち当たったら、引き返してしまいますよね。
エレベーターも設置されていますので、反町駅へのアクセスに
不都合は無いのでしょうが、緑道として失格です。
ローマのスペイン階段のように広場っぽく設計(演出?)出来て
いたらまだマシだったと思うのですが。

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歩道橋ー反町駅からは、元の高架の高さに戻ります。
この先は、設備というか公園というか、デパートの屋上のような施設に
なっています。

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徐々に周囲の土地が高くなり始め、緑道は掘り割りに囲われます。
掘り割りの先の有るのが高島山トンネルです。

高島というと、横浜の人は桜木町手前の元の高島町駅の辺りの高島を
思い浮かべると思います。
あそこは1871年に鉄道を通すために埋め立てられ作った堤から広がった
土地なので、元は海でした。
埋め立て事業を高島嘉右衛門が行い鉄道を敷設したことから、高島町と
名付けられた場所です。

トンネルの上の丘陵は江戸期には神奈川台、あるいは単純に”台”と
呼ばれていました。
高島嘉右衛門が晩年ここに居住していたことから、後年高島山と
呼ばれるようになり、今は高島台という地名になっています。
同じ高島嘉右衛門由来なのですが、若干異なる理由で付いています。
馬車道にガス灯をともしたのも彼の事業で、近代横浜の姿を作った人と言えるでしょう。
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路盤は平らにされ、架線も撤去されていますが、おおむね元の形状のままで
使われています。
(緑道化に際して表面や坑門に補修が施されました)
南側の出口は、もとの線路はそのままの高さで高架が続いていましたが
緑道は地形に沿ってなだらかに下っていきます。
トンネル出口の両側に以前の高架に通ずる水平部分が一部残されています。

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出口から南に下がって100mほど行くと細い車道が横切っています。
これが旧東海道で、ほぼ東西に走っており、東の青木橋を越えた延長線上に
宮前商店街の旧東海道が望め、西は保土ヶ谷に向かう上り坂になっています。
このあたりが昔から台町と呼ばれていたところで、目の前に袖ヶ浦を望める
景勝地として栄えていました。
茶屋が軒をつらね、東海道五十三次の浮世絵に描かれた神奈川は
このあたりの風景です。
この交点の場所に移設から駅廃止まで約22年間神奈川駅がありました。

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緑道の終点です。ウッドデッキがあり、線路が埋め込まれています。
(旧新太田駅から反町駅の間の緑道にも同様のデッキがあります)
丁度この辺りに最初の東急神奈川駅があり、隣接して国鉄神奈川駅と
市電の神奈川駅がありました。
この先横浜環状1号線(主要地方道83号青木浅間線)の向こうは工事用の
フェンスに覆われていますが
中は何もやっていないような、資材置き場のような、よく分からない状況です。
緑道を横浜駅まで延長して整備して欲しい気もしますが、東側から横浜駅前に
アクセスする車道が貧弱なので、ここを道路にしてもいいかもしれません。
(2013.11取材)
posted by 禅芝zenseava at 12:00| 道路/計画道路・新道・旧道・街道 | 更新情報をチェックする