2016年09月04日

ミリタリー小話2016 その2 ズムウォルトの帽子 Military anecdote 2016 part2 Hat of Zumwalt

DDG1000housing.jpg

今年5月20日、造船所の公試を終え米海軍に引き渡された、
DDG-1000ズムウォルト級駆逐艦は、レーダーや光学・電子装置、
エントツなど、多くの装備がIDHA-統合複合材料デッキハウス・開口とよばれる
ハウジングに収められています。
当初の予想図では、唯一そのハウジングの前上部に、三角帽子をかぶったように
取り付けられた通信・電子戦用の回転式小型アンテナの三角型レドームがありました。
ですが実際公試中の姿をみると頭に三角形がありません。
一般的な横棒型のレーダーがむき出しでついています。
ヘリ格納庫の上、57mmCIGSが描かれていた場所にも水上レーダーの
ようなものがあります。
専門用語を含む英語によるサーチ技術が不十分なので、その理由を述べた文書に
まだ出会っていません。
また、この三角レドーム自体はLCS-2のマスト直下に付いているものと
似ていますが同じものでしょうか?
(57mmCIGSの設置場所には30mmMk46機関砲システムが
設置される予定だそうです)
※絵を描き終えてしばらくして、なかなか見ることのできなかった
 後方からの写真を見てこの件を更新。
 艦橋トップ・格納庫上のアンテナはどうも同じもので
 2種類の水上アンテナっぽいです。
 艦橋左と格納庫右が同じもので、小型で白いレーダーアンテナです。
 艦橋右と格納庫左が大型で、前面が濃紺のレーダーアンテナです。


スウェーデン海軍のヴィスビュー級コルベットにも同様の三角型レドームが
ありますが、2006年の公試の動画では付いていませんね。
のちにつけたということでしょうか。
(K31という艦番がまだ船体に描かれていない動画や写真参照)
DDG-1000も同様に配備時に取り付けられる可能性はありますね。

いろいろ検索していたら、DDG-1000クラスのコスト・重量削減のために
ハウジングの外側にアンテナを付けるというニュースがありました。
http://news.usni.org/2016/03/03/new-external-ddg-1000-mast-reduces-ships-stealth-from-original-design
実際この絵のように改修されるのかどうかはわかりません。

DDG-1000ズムウォルトは、通常より長い軍の公試期間を終え
来月10月15日に就役します。
慣熟訓練を終えたあと、将来的に佐世保に配備される予定です。
posted by 禅芝zenseava at 12:00| その他のメカ Other Mechanics | 更新情報をチェックする