2019年03月03日

ラウンドアバウト Roundabout

Sorry, this content is japanese only.
This article is a topic of recent japanese roundabout.

Roundabout.png

昨今全国に増えつつあるラウンドアバウト。
(実家の街にもあります、神奈川県にはまだ二箇所だけのようで、幹線にはまだ作られていないようですね)
最大の利点は、信号が不要で車が止まらないで通過できることと、古い幹線道路などで拡幅が難しく右左折車線を作れない場合でも交差点にだけ余地があれば交通が円滑に流れることでしょうか。うちの近所にもあるんですよ、右折がなかなかできなくてすぐ渋滞する交差点。

最大の問題点は、特にに日本では横断歩道でしょうね。ラウンドアバウトの各放射路口には必ず横断歩道がありますが、徐行すれば環状内には入れますが、歩行者がいれば信号がなくても車は停止しなくてはなりません。環をを出る時も同じですね。交通量が多い場所だと、逆に歩行者が渡れないかもしれません。歩行者用信号を作るとしたら、スクランブル式に一斉に停止する感じでしょうか?(そのとき環状内も停止ししちゃうので、環の手前で信号で停止ですね、中の車は黄色でみんな排出してから)。長めの信号になりそうですね。

車道交差点を半二階にして地上はみんな歩行者用にする(新横浜駅前には円形歩道橋がありますが、あれがラウンドアバウト化した感じ。歩道が下なら車道ほど天井を高くする必要が無いですし。地下はダメですよ水が溜りますから)とかなら信号はいりませんね。

あと複車線・複環状の交差点になった時の車線変更も大変そうです。失敗したら永久に閉じ込められちゃいます。

それから、一方向の渋滞に全ての車線が巻き込まれてにっちもさっちもいかなくなる可能性があることです。今だと上り方向だけ渋滞して下りは流れているってことはよくありますが、ラウンドアバウトがあると両方詰まるでしょうね。

もう一つ、緊急車両の通行です。日本では緊急車両が来るとわかったら、路肩に寄せるor止まる、交差点に進入しない、ということになっていて、ドライバーは概ねそれに従っています。これがラウンドアバウトになるとちょっと困ることになります。普通の片側一車線道路だと上り下り車線両方の車が避けるので真ん中が空いて緊急車両が通ることができますが、単環状の幅の狭いラウンドアバウトでは真ん中に島があって路肩に車を寄せても車両が通る余地はできません。小型車両は通れたとしても、はしご車などの大型車は回れないかもしれません。基本的に車の流れを止めないことが重要なはずです。今までと逆ですね。
たぶん、交通法規・交通習慣、あるいは物理的な対策をしないといけないでしょう。

一つは環状内での通行に関する法規・慣習の修正で、環状内で緊急車両が来るとわかった場合、止まらないで環状から出る、あるいは環状を回り続けること、としなければいけないでしょう。これは交差点内での振る舞いが従来と変わるのでなかなか慣れるのに時間が掛かりそうです。

物理的には、ラウンドアバウトの中心の円内を緊急車両が通れるようにすることです。ラウンドアバウトというと、その真ん中は緑地になっていたり、歩道・公園になっていることも多く、設計の変更が必要になるでしょう。仮に通れるようにしたとしても、一般車両は入れないように特別なゼブラゾーンを作ったり、可動式の車止めや可動式の緑地?(緊急車両内からの操作で引っ込む)を作る必要があるでしょう。ラウンドアバウトの中心の円は大型車の旋回半径のことを考えると、あまり小さくできません。そこを空き地にしているのですから、ただ通れないだけの空き地を作るのは、なかなか住民の理解を得るのが難しいかもしれません。歩道にするにしても、現状を鑑みると、緊急車両のサイレンを聞いて横断歩道を渡らないようにしている人は決して多くないので、緊急車両が円内に到達した時に中に人がたくさん歩いていると言う状況も考えられ、非常に危険です。難しい問題ですね。
posted by 禅芝zenseava at 12:00| 日記 | 更新情報をチェックする